浄土真宗の教え
親鸞聖人の伝えたかったこと

親鸞聖人御真筆「正信念仏偈」復刻本
主な経典
- 仏説無量寿経
- 仏説観無量寿経
- 仏説阿弥陀経
- 正信念仏偈
阿弥陀様の必ずわれわれ衆生を救うという誓願の不思議な力に助けられて、浄土往生を願う心が起きて念仏しようと思い立つ時、必ず漏らさずわれわれ衆生を浄土へ迎えとって仏にするというのが浄土真宗です。現生正定聚といって今生きている時に、浄土に往生する地位に定まります。
親鸞聖人の有名なことばに「善人なほもって往生をとぐ。いはんや悪人をや。」というものがあります。善人が往生するのなら、悪人はなおさらだということです。普通常識的には、悪人が往生できるのなら、善人はなおさら往生できると考えますが、親鸞聖人は真逆のことを言われました。この場合悪人というのは法律上、道徳上の悪人ではありません。宗教的、仏教的な意味合いでの悪人で、自分を見つめた場合、善行を徹頭徹尾成し遂げ得ない人間、仏様のような末通りたる善の行えない人間、むしろ時と場合によってはどんな悪行もなしかねないと自覚した人間です。往生するためには阿弥陀様の救いに頼るしか方法が無い人間が悪人です。
善人は自らの努力を積み上げて浄土に往生しようとしますから、自分の力を頼みにするあまり、阿弥陀仏にひたすらお任せする信心がありません。悪人は阿弥陀仏の救いを頼りにするしか道がありませんから、阿弥陀仏を信じる心が強く、阿弥陀様仏の願いにかなった人といえます。これを「悪人正機説」といいます。阿弥陀仏の救いの本当の目当ては悪人という事です。
蓮光寺での春秋の彼岸法要、報恩講の際、そして在家での法要の際に宗祖の教えをわかりやすく解説するよう努めています。